去年までの職業②

さて前回の続き。

今回は②進学してからのこと

音楽業界の専門学校に入学して最初の夏。

夏はイベント盛りですよね。

学校にも何件かイベントバイトのお知らせがきていまして。

なかには【特殊演出のお手伝いアルバイト募集】があったんです。

これは!!!と、学校にはコースもなけりゃこのような講義もなかったので

やるしかない!と、応募しました。

 

主に、業務内容は特殊効果後のお掃除など。時間も何となく決まっていました。

とりあえず黒い恰好をして現場へ。

そこは、ベテラン裏方勢が揃っている現場でした。

あの頃は物怖じせずぬるっとはいっていけましたが、

今思えば恐ろしい現場だったなと思います。

 

アーティストとも距離が近い現場で、

まだまだ学生の私はドキドキしていたんだろうな。

どんな現場だったかというと掃除など言われたことを淡々とこなすのは最初だけで

実際は仕込み、リハーサル、本番、撤去と結局すべてに携わることができた現場でした。

この現場で"学校にいても何も生まれないし将来のためにならないな"と感じたな。

徹夜作業も禁止だったけれどやらせてもらえたし最初からやさしい現場でなくて、

本当によかったなと思いました。

 

もちろん、学校も行かなければいけないので講義のあとに現場に向かうことも多く、

ある意味タフだった。笑 その生活が約4か月ほど続きました。

 

その後も、同じ会社から現場の話をいただくことができ、学生生活最後まで

現場に行かせてもらいました。バイト代程度の金額で。

ただ、現場に行きすぎて就活がはかどらず。その会社に就職すれば?と

思うかたもいると思うのですが、

社員をとらない会社があるんです。フリーランスだけでやっていくような。

今回お世話になった会社はその類だったので、卒業後とりあえず

そのまま就職はせずお世話になることになりました。

 

ーーーーが、、、

やはり学生からの延長となると、勤務時間/日数に見合った金額は

なかなかもらえず、このころはまだ伝手がないのでこの会社の現場がないと

一文無しなんですね。とても楽しく仕事させてもらえたのですが、

震災を気に、だったかな。先輩が働いている映像会社を紹介していただき、

契約社員として働くことにしました。

 

会社の人間として働くのはこれがはじめて。ちゃんとした上司も初めてで、

部活動をしていたころに戻ったような感覚になりました。

また、映像にそれほど興味はなかったのですが、ツアー現場続きという

ハードスケジュールな日々もあったおかげで映像についても基本的なことは

学ぶことができ、今思えば楽しかったなと。

ただ、やはりそこまで喰いついていくことが出来ず、、、と同時に

多忙な日々に胃腸炎、膀胱炎、不整脈と身体をどんどん恐し、転職を考えはじめました。

 

>>次の記事へ続く